プレスリリース作成に向けた社内会議、勝負をかけた「最後の5分」

　私たちは、ある企業のプレスリリース作成を支援しています。

　プレスリリースを作成するにあたって、そのリリース内容にかかわる社員との打ち合わせに参加することになりました。事前に広報部署のかたからは「テックさん（取引先からはたいてい「テックさん」と呼ばれています）の視点でどんどん質問して、メディアに取り上げられるリリースに仕上げて！」と言われていました。

　そして、30分間の打ち合わせスタート。時節柄、社内会議はオンライン。私は最初だけ顔出しをしましたが、途中からはカメラも音声もオフにして息を潜めていました。社内の会議は続き、終了時間の5分前に……。「このままでは記者が気になるリリースが作れない！」と焦りました。

　ついに、カメラも音声もオンに切り替え、矢継ぎ早に4つ質問をしました。その回答の中に、リリースの目玉になりそうな話題がありました。

　次回以降は、もう少しうまく立ち回らないといけないと反省。

　ちなみに、リリースの中身は秘密保持契約の関係で書けませんが、社会課題を解決する先駆的な内容でした。「さすが立派な企業だな」と思うと同時に、歴史ある事業の重厚さを感じる30分間でした。